愛する時、愛について考える時「夜の浜辺でひとり」

悲しみに持ち堪える必要がある時があります。

誰かにもいえず、自分のなかでその悲しみや寂しさと向かいあう力を宿していく。

先日、ホン・サンス監督作品をいくつかを観る機会がありました。

夜の浜辺でひとり

昨年、映画館で観た時にも、とても深く心に響く内容で残りました。

再度、鑑賞しました。

主演のキム・ミニとホン・サンス監督は、不倫関係にあることを表明していて、映画のストーリーも不倫関係に陥った映画監督と女優の話です。別れてからの女優の日々が描いています。

どうしていこうかな、どうしたいのか、私?という問いかけの日々。

そして、再起していくのかな?してほしいなという手探りの姿が描かれています。

ホン・サンス監督の映画は、最後は主な俳優が一人歩いていく姿で終わります。

分かち合う人がいない。自分で誰かやなにかの体験によって味わったものがその人に及ぼすもの。

それを観客は、それぞれにその人が見ている景色や風を体験する。

ホン・サンス監督作品は基本会話劇で出来上がっています。

周りの友達は、かわいそうだから、支えてあげようなんていう会話があったり、自分の頼りなさを彼女で埋めようとする。それは悪いことでもない。それが支えあい、生きるということ。

最後の再会のシーン(夢?って感じですが)にて、また映画を撮ろうという監督がこの本に感銘を受けたと読み上げます。

別れの時が来たのです。

あの客室で目が合った時

二人は自制心を失いました。

僕は彼女を抱き寄せ

彼女は身を任せました

涙が頬をつたって流れ落ちました

手にキスをした時

僕たちは不幸でした

僕は彼女に愛を告白し

心臓に激痛を感じながら

その時初めて

僕たちの愛を邪魔するものが

どれだけ無駄で

些細で欺瞞的なものだらけかと悟りました

愛する時

愛について考える時

日常的な意味における幸福や不幸

日常的な意味における善悪の区別よりも

さらに高尚なこと

大事なことから出発すべきである

そうでなければ

何も考えるべきでないと気づきました

ある意味、愛の告白、離別の言葉。

自分が愛するものと出会ったものは自分の不幸に気づき、いままでが誤魔化しと嘘で溢れ、愛するものがないことに気づく。

それは恋愛でなくても、大事なことに出会ってしまった、気づいてしまった時にも起こり得ます。

だから、日々、高尚なこと、大事なことを中心にしていきること。

そうでなければ、何も考えるべきではない。といいきる。

それぐらい私はつまらないものに拘り、囲まれている。

だから私は大事なことに取り組み続けるのだと宣言している。

彼女はその言葉をどう受け止めたのか?受け止めていくのかな。

愛の様々な側面を考えさせてくれる映画です。

ホン・サンス監督作品をいくつか観ましたが、同じ人が出ているから劇団を面白いです。その人の独特の癖とか個性が浮かび上がってきます。

1番は、淡々として退屈そうで退屈でなく、終わってから余韻が残ります。小説や漫画などで好きなシーンを何度も読んでしまう感じにも似ています。

女優役のキム・ミニさんは可愛い。牡牛座に月、ホン・サンス監督も月で、運命の人って思いやすい関係。

ブレイクスルーな配置もあって面白い。


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